楽園不動産の日常

自然×アート×建築 in 直島 「家プロジェクト」

2017年07月31日
宮ノ浦から車で移動しまして本村エリアにやってきました。

今回旅の目的地の一つ「家プロジェクト7軒」。
家プロジェクトは直島・本村地区において展開するアートプロジェクトです。
「角屋」(1998年)に始まったこのプロジェクトは、現在、「角屋」「南寺」「きんざ」
「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されています。

レンタサイクルで移動するつもりでしたが、意外と距離が近いと知り徒歩で移動することにしました。

まず初めに向かったのが碁会所。

「碁会所」という名称は、かつてこの場所に島の若者たちが集まり、
碁を楽しんでいたことに由来しています。
須田悦弘氏は、建物内の椿と庭の椿、作品が点在する空間と一点のみ置かれた空間とを対比させ、
彫刻と建物からなる作品空間を作りあげました。

対比がテーマになっていて出入り口を中心に左右対称二つの空間があり、
椿の他にひとつは本物でもう一つは彫刻作品とスタッフの方がクイズを出してくれました。
私たちはお手上げでした。これから行かれる方は探してみて下さい。

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次に碁会所のお隣にあるきんざへ。

「きんざ」の建物は築百数十年の小さな家屋でした。
屋根や柱などの構造はそのままに伝統的な技術を使いつつも、
家屋そのものが外壁も含め作品化されています。
内藤礼氏が、すでにそこにあった時間と自然の関係性に、
ほんの少し手を加えることによって新たな空間を創出しています。

完全予約制のため前もっとWEB予約しました。
屋内には一人しか入れず、15分制です。

薄暗くひんやりとした空間に一人、作品と向き合います。
座禅を組むかのように集中し気持ちが落ち着いていくのがわかります。
作品と向き合っていたはずが、いつの間にか自分と向き合っていた気がします。

「石橋」
かつて製塩業を営んでいた石橋邸を、千住博氏の作品空間として再建。
千住博氏が瀬戸内の風景に触発され描いた襖絵を中心に、母屋と庭が一体となった≪空の庭≫と、
蔵の中で自然光のもと観賞する≪ザ・フォールズ≫とが公開されています。

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古民家が好きな中島さんはえらく気に入っており撮影不可で肩を落としていたら、
お庭だけ撮ってもいいですよとお声かけいただき夢中になって撮っていました。

「はいしゃ」
かつて歯科医院兼住居であった建物を、大竹伸朗氏がまるごと作品化しています。
建物に廃船部品や鉄塔など様々なものを取り付け、壁や床にペインティングやコラージュを施すことで、
「夢の記憶」を辿るプロセスを形にしようとしています。

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直島銭湯I♡Uと同じ大竹伸朗氏の作品で強烈なインパクトでシュールでおもしろい。
家プロジェクトの中でここだけ雰囲気が異なり、
行く前は少し抵抗がありましたが行くと楽しい場所でした。

「南寺」
南寺は、かつてこの場所にあった寺の通称から名づけられました。
安藤忠雄設計の木造建築内にあるジェームズ・タレルの作品は、暗闇の中で感覚が研ぎ澄まされ、
次第に光が見えてくる体験そのものを作品化しています。

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15分ごとの完全入れ替え制で人数制限がありましたが、比較的すんなり入ることができました。
ジェームズ・タレルの作品を観たいと言っていた中島さん。すっかり虜になっていました。

「角屋」
角屋は、築約200年の家屋を改修して作られました。
島の方々の手で決められたスピードで動く125のデジタルカウンターを配置した≪Sea of Time '98≫
等の作品から、歴史や個人の中に流れる時間を感じることの出来る場となっています。

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土間に水面が広がり、薄暗い空間に数字が幾つも浮かび上がりそれぞれ数を刻んでいます。
また不思議な空間に心奪われます。

最後に護王神社。
「護王神社」は、江戸時代から続く神社を杉本博司氏の設計により再建したものです。
古い建築様式に基づく社殿と古墳を思わせる地下の石室が、ガラスの階段で結ばれています。

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地下の石室には3人交代制で入ることができます。
大人一人しか通ることのできないほどの幅で暗い中を3人縦に並んで地下を進みます。
少し歩くとやわらかい光が見えその光はガラスの、、、
是非、護王神社に行った際は石室にも入ってみて下さい。

全てにおいて内部撮影不可というのが非常に残念でしたが、
点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、
空間そのものを作品化された建築はとても見応えのあるものでした。
またジェームズ・タレルの作品のサイズにあわせ、安藤忠雄氏が設計した南寺は特に良かったです。

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本村地区の町並みをゆっくり歩きながら家プロジェクトを回ってみてはいかがでしょうか。
きっとご満足いただけること請け合いです。

楽園不動産 中島 彰悟
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自然×アート×建築 in 直島

2017年07月27日
先日、直島に行ってきました。
直島に行く数日前にIFAユーティリティーチームの中島さんが突然、
「地中美術館」・「ベネッセハウス」・「李禹煥美術館」・「家プロジェクト7軒」に
行きたいから日帰りで行けるか行程を組んでほしいと...
朝の3時に出て夜中に帰ってくるというハード過ぎる予定でしたが、
私も以前から行きたかった場所なのでついて行くことにしました。
直島は香川県香川郡直島町に属する瀬戸内海の島ですが、
岡山よりで岡山県玉野市の宇野からフェリーで島に渡りました。

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宇野港(岡山)から宮浦港(直島)までフェリーで約20分ほどで着きます。

直島の海の玄関である宮浦港のフェリーターミナル。
海の駅「なおしま」
建築家:妹島和世+西沢立衛/SANAA

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着いてすぐ目につくのはアート。
草間彌生さんの「赤かぼちゃ」です。

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27の島々からなる直島諸島に28番目の島として誕生した。
「直島パヴィリオン」
建築家:藤本壮介

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約250枚のステンレス網で構成されていて、中に入ることもできます。

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なんとも不思議な空間。人を入れて写真を撮るとこれまた不思議な絵になります。
中島さんではなくオシャレでかわいい女の子とかをモデルにするとかっこいい写真になりそうですね(笑)

海の駅「なおしま」から徒歩2,3分のところにある直島銭湯「I♡湯」。

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アーティスト・大竹伸朗氏による実際に入浴できる美術施設です。

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今回の旅では時間に余裕がなく入ることは断念しましたが、I♡湯のオリジナルロゴ入りタオル
買っちゃいました。中島さんは帰ったその日の夜中に袋から取出しリビングに飾っていたそうです(笑)

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今回宮ノ浦にあるアート・建築をご紹介しました。
まだ直島に着いたばかり、次回は本村エリアに移動します。

楽園不動産 中島 彰悟
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